自然とそこにいるかのようなリアルな演技で、ハスキーボイスが特徴的な、女優として大活躍中の伊藤沙莉さん。実は伊藤沙莉さんは9歳から子役をやっており、芸歴はなんと20年!
そして朝ドラのヒロインにも決定しました!!
伊藤沙莉さんは、子役時代からその演技には目を見張るものがあり、現在はドラマ、映画、舞台、バラエティーまで引っ張りだこですよね!
そんな伊藤沙莉さんの出身について気になって調べていたら、だいぶ壮絶な幼少期を過ごしていたことが分かりました!
今回は
- 伊藤沙莉の出身について
- 伊藤沙莉の壮絶な半生
- 伊藤沙莉の子役時代のエピソード
など、伊藤沙莉さんの幼少期から女優として確立していったエピソードをまとめてみました!
それでは始めてきます!
伊藤沙莉伊藤沙莉の出身は千葉県千葉市
伊藤沙莉さんの出身地は、千葉県千葉市と言われているようです。
伊藤沙莉さんは三人兄妹の末っ子で、5歳上の兄はお笑い芸人オズワルドの伊藤俊介さん、
3歳年上の姉は一般人の方です。
おはようございます!
早速家族の章を読んで
声出して笑いました#我が家の問題児 https://t.co/8TqMTrhyev— 伊藤沙莉 (@SaiRi_iTo) April 5, 2023
伊藤沙莉の壮絶すぎる幼少期とは?
伊藤沙莉さんはものごころついた時から父親はいなく、母子家庭で育っています。伊藤沙莉さんのお母さんと伯母に育てられ、兄妹三人と5人で暮らすという環境で育ったようです。
伊藤沙莉さんの幼少期の生活は超極貧で、一時お家がなくホームレス状態だったとも明かしています。一体何があったのでしょうか?
伊藤沙莉の父親が蒸発し一家離散
伊藤沙莉さんのお父さんは道路関係の事業をしていて、多くの外国人を雇っていたそうです。因みにお母さんは塗装職人として働き、家計は順調だったようですね。
しかしバブル崩壊のあおりを受け、伊藤沙莉さんのお父さんの会社は倒産し蒸発してしまい、両親は離婚、一家離散という怒涛の悲劇が、若干2歳の伊藤沙莉さんに襲い掛かったようです。そのため、伊藤沙莉さんはものごころついたころからお父さんはいなかったと語られています。
その後の生活はかなり衝撃的でした。伊藤沙莉さんはお母さんの幼馴染の家に預けられ、兄のオズワルド伊藤俊介さんと伊藤沙莉さんの姉の二人は、伊藤俊介さんのサッカー仲間の家に居候生活。伊藤沙莉さんのお母さんは軽トラでの生活という、兄妹家族がバラバラでの生活を余儀なくされたそうです。
さらに、伊藤沙莉さんは当時体が弱く入院したこともあったとのことで、伊藤沙莉さんのお母さんはものすごく苦労されたのではないでしょうか。
そして、一時期伊藤沙莉さんの伯母夫妻の家に家族4人で居候となったようですが、なんと伯母さんも離婚。そこから伊藤沙莉さん家族4人と叔母さんの5人での生活が始まったようです。
伊藤沙莉にとって家族は「一生の宝」
伊藤沙莉さん一家の5人の引っ越し先は、かなりボロボロのアパートで、家に帰って電気を付けると大量のゴキブリが出たとか!!!伊藤沙莉さんと伊藤俊介さんはトラウマでいまだに虫が苦手だそうです。
しかし、そんなボロボロアパートでの生活でしたが、伊藤沙莉さんにとっては、家族と住めることが何より嬉しかったそうです。
家族5人が3枚の布団でくっついて寝て、ギューってなるのが幸せで、バラバラに寝ることはなかったとのこと。
牛乳配達など、朝から晩まで伊藤沙莉さんのお母さんと伯母さんが一生懸命働いて、伊藤沙莉さん兄妹三人を育ててくれたそうです。
ボロボロアパートから次に団地に引っ越しをしたとき伊藤沙莉さんは、”お城だ”と言ったとか。伊藤沙莉さんのお母さんは”どんなにいい家に住むようになっても、ここが豪邸に見えた気持ちは忘れないで”と言ったそうです。大人になっても胸に残る言葉や教えってありますよね。謙虚な心を忘れないようにというような事でしょうか。素敵なお母さんですね。
伊藤沙莉さんは家族を「一生の宝」とも語られています。現在でも家族仲はとても良く、実家に良く帰っているそうです。
実家に帰ったとき、伊藤沙莉さんは恋愛、仕事、何でも家族にワーッと話をして、時には怒られたりもするそうですが、気持ちがリセットされるそうです。伊藤沙莉さんには、家族とのそういった時間がとても大切だとか。
超売れっ子女優になっても、家族との関係が変わらず仲が良いのは、本当に素敵な事ですよね。
伊藤沙莉の出身小学校は千葉市立みつわ台北小学校
伊藤沙莉さんの出身小学校は千葉県市立みつわ台北小学校のようです。
伊藤沙莉さんは、3歳の頃からダンスが好きで、小学生ではエイベックスのダンススクールに通い、お芝居というよりキッズダンサーを目指していたそうです。
なんと島谷ひとみさんやTRFさんのバックダンサーも務めたことがあるそうです!
さらにALL Japan Dance Contest(東京予選優勝)、サンリオダンスコンテスト(キッズ部門優勝)と受賞もされています。
伊藤沙莉さんは、芝居だけでなく、ダンサーとしての才能を早くも発揮しているんですね!
伊藤沙莉は9歳で子役デビュー!
伊藤沙莉さんは2003年日テレ系テレビドラマ「14か月〜妻が子供に還っていく〜」で子役デビューします。
通っていたエイベックスのダンススクールにオーディション情報が貼りだされていて、当時の伊藤沙莉さんは芝居には興味がなかったのですが、物珍しくて受けてみたら、たまたま受かってしまったとか。どうやら積極的でない子が受かるって”あるある”らしいです。
伊藤沙莉さんの人生初のオーディションの様子はというと、
「劇団〇〇から来ました、〇〇です!」みたいな感じなんだけど、私は「千葉から来ました……」ってひとりだけ出身地を披露して。でも、わからないなりに、たぶん一番楽しんでたんだと思うんですよね。緊張とかもないし、受からなきゃっていうのもないから。だから逆に人生で一番輝いてたオーディションだと思います、一番最初が(笑)。文春オンラインより引用
デビュー作での演技がすごいと話題に!
見事「14か月〜妻が子供に還っていく〜」のオーディションでテレビドラマデビューを果たした伊藤沙莉さん。このドラマが今や伝説となっているようです。その理由は、演じた役が、若返りの薬を飲んで子供になった大人役という非常に難しい設定にも関わらず、当時9歳の伊藤沙莉さんは見事に演じ切ってました。
頭脳は大人、体は子供って名探偵コナンみたいですが、アニメでは大人の声優さんで成立していますが、ドラマだと実際に子供が大人の役を演じないと成立しないので、当時から相当高い演技力があったみたいですね!
”この無名の子役はいったい誰なんだ”と話題となっていたようです!
オーディションで”たまたま”受かったということになっているのかもしれませんが、やはり伊藤沙莉さんの光るものを見出されていたのかもしれませんね!
伊藤沙莉は11歳からいじめっ子人生
伊藤沙莉さんが11歳で出演した2005年ドラマ「女王の教室」でいじめっ子の役を演じ、そこからいじめっ子の役を沢山演じてきたそうです。
いじめっ子のイメージが実際の学校でも一人歩きして、ネットに「沙莉ちゃんが何組の何々ちゃんを、主犯となっていじめてた」というような事を書かれたりしていたそう。
また、テレビドラマに出始めた伊藤沙莉さんの学校でのあだなが「売れない子役」だったとか。普通にひどいなと思いますが、子役にこういうものはつきものなのでしょうか。
ただ一方で、やはり伊藤沙莉さんの演技力は当時からめを見張るものがあったようで、前述した「女王の教室」主演の天海祐希さんから、伊藤沙莉さんが撮影中に呼び出されてかけられた言葉があるそうです。
呼び出されたとき、伊藤沙莉さんは絶対に怒られる!と思っていたらしいのですがw、天海祐希さんからは、
「あなたはメインで抜かれるところじゃなくても、必ずしっかり気を抜かずお芝居をしている」と指摘されたとのこと。続けて天海は伊藤に対して「当たり前かもしれないけど、それができる子は少ない」と語った上で「この先なにがあってもその気持ちを絶対に忘れないで。どこかで誰かが見ているし、絶対誰かが見つけてくれるから、そのままでいて」と言葉をかけられた
天海祐希さんのような大女優から、こんな言葉をかけられるなんて、伊藤沙莉さんの演技には誰もが惹かれるものがあったのですね!
伊藤沙莉の出身中学は千葉市立みつわ台中学校
伊藤沙莉さんの出身中学は千葉市立みつわ台中学校のようです。
伊藤沙莉さんは二週間くらいソフトテニス部に在籍していたらしいのですが、子役の仕事は続けていたので、あまり部活に専念はできなかったのではないでしょうか。
私は中学の時2週間くらい
ソフテニ部でしたよ💁 https://t.co/yJgDq5npkB— 伊藤沙莉 (@SaiRi_iTo) February 5, 2016
伊藤沙莉の出身高校は千葉県立若松高校
伊藤沙莉さんの出身高校は千葉県立若松高校のようです。
Twitterより引用
芸能人が通う高校って、芸能コースがある高校に進学のイメージがありますが、伊藤沙莉さんは何故地元千葉の高校に進学したのでしょうか。
その理由は3つあるようです。
一つ目は、お兄さんの伊藤俊介さんもお姉さんも同じ高校だったので、兄妹と同じ高校に行きたかったから。
二つ目は、芸能の高校に行って皆勤賞を取るのが怖かったとのこと。芸能高校で皆勤賞=仕事がないと同じことになってしまうからです。
そして三つ目は、学校くらい「普通の子」と話したかったからだとか。
伊藤沙莉さんは、芝居仲間と話すのもとても有意義な事と思っていますが、芸能界とは関係のない「普通の人が普通に思うこと」を普通に話せる人が近くにいるべきだと思っているようです。
同じ業界の仲間には言えないような事でも、学生時代の友達には話せたりして、勉強になったり前に進めたりするそうです。
確かに伊藤沙莉さんて、存在感はありながらも普通にいそうな雰囲気がありますよね。
高校ではオーディションに落ちまくっていた
伊藤沙莉さんは小学生から才能を発揮し、子役で活躍してきましたが、高校生になると子役から俳優への転換期があり、そのまま芝居を続けるか進路に悩んでいた時期があったようです。
高校の頃は、実はそんなにたくさんはお仕事をしていないんです。オーディションに行って落ちて、行って落ちてという感じでしたから。そんな中、そろそろ進路希望を出す季節になって、私は希望欄に「ありまっせーん」みたいな感じで書いて出して、怒られてたわけです(笑)。俳優という仕事を辞めたいと思ったことは特にないんですけど、この時ばかりは「辞めなきゃいけないのかな」っていう気持ちが湧きました。
2012年、伊藤沙莉さんが18歳の時出演した映画「悪の教典」を、伊藤沙莉さんは家族で地元の映画館に観にいき、エンドロールで自分の名前が流れたとき「あ、この仕事やめられないな」と感じたそうです。そのことで進路での悩みが吹っ切れ、高校卒業後も俳優活動を続けていく覚悟ができたのではないでしょうか。
因みに伊藤沙莉さんは高校卒業後、大学へは進学していないようです。
伊藤沙莉の人生の転機
伊藤沙莉さんが、兄のオズワルド伊藤俊介さんと、テレビ番組「突然ですがうらなってもいいですか?」に、2021年6月に出演された際、占い師の星ひとみさんが伊藤沙莉さんの転機について占っていました。
伊藤沙莉さんの転機は3回だそうです。
転機①
2003年:【リセット・脱皮の時期】伊藤沙莉さん9歳
無名塾(仲代達矢さんの俳優養成塾)に入塾
転機②
小学5−6年生:【周囲に押されて上がる時期】
ドラマ「女王の教室」に出演
転機③
20歳:【0の時期】
ドラマ「GTO」に出演
すごい!子役デビューと、天海祐希さんに認められたドラマが転機になっているのですね!
そして転機③のドラマ「GTO」で出会った飯塚監督の言葉が伊藤沙莉さんの中で大きかったようです。
飯塚監督からは「3年がんばれば、絶対に状況は変わる。だから大丈夫」と言われ、それを強く信じてがむしゃらに3年頑張ったそうです。
そして、3年経ったら、まず朝ドラが決まり、映画の主演も果たし、仕事の流れも、意識も、明確に変わったとの事。まさに信じる者は救われるですね!
それにしても、飯塚監督といい、天海祐希さんといい、伊藤沙莉さんには特別なモノがあると見出していたのにはさすがだなと思いました!
伊藤沙莉さんは壮絶な幼少期を過ごされたようですが、家族を大切に思う気持ちが大きく、とても素敵な女優さんになりましたよね!これからもどんどんどんどん、伊藤沙莉さんの魅力を発揮して、幅広く活躍していってほしいと思います!